まぁそれはともかく。

「今回の議題はこれっ!」

いつもの白衣に伊達眼鏡の雛菊が大きな紙を貼り付ける。

『理事長はスーパーヒーロー大戦が見たいらしいです』

「それもどうでもいいわっ!」

片付けたそばからまたテーブルを引っ繰り返す龍娘。

『も、もう勘弁してあげて下さいっ!』

「アリスカ先輩が可哀相過ぎますっ!」

小夜と七星が庇う。

「「……」」

龍娘に常識が通用しないのは、よく知っている。

龍太郎と小岩井は、無言に徹している模様。