「そんな事はどうでもいいわっ!」

龍娘がテーブルを引っ繰り返す!

お陰で部屋の中に散らばるスナック菓子やらクッキーやら。

アリスカ、シクシク泣きながら後片付け。

「理事長が執筆をサボるお陰で、私の出番が5割は減ったではないか!」

いえ、全然関係ないです。

「そんな事より喉渇いたぁ、アリスカ先輩ジュースぅ」

片付けをするアリスカの袖を摘まんで引っ張る遊里。

アリスカの眉がピクピクしているが、そんなん気にする性格ならば学園中から恐れられたりしない。

「遊里ちん、勝手に冷蔵庫開けて飲んでもいいんだよ?」

無法者その2、雛菊が礼儀の欠片もない忠告。

アリスカが不憫でなりません。