「!!!!!!」

眼鏡男子の頬にキスをする。

「ごめんねっ、こういう事は何でも啓太に一番にしなきゃねっ!今回だけは大目に見て!反省してるからっ!」

言うだけ言って、頭からもうもうと湯気を上げつつ走っていくアリスカ。

もうもうと湯気を上げるのは眼鏡男子も同じであり。




『真面目な眼鏡男子が遅刻』

そんな珍事に、その日の天神学園は少しばかり盛り上がった。