「いいの?本当に」

「うむ、構わん」

「いや何であんたが返事するんだ老師!」

天神学園校舎屋上。

並び立つはアリスカと龍娘、数メートル先に立つのは龍太郎。

アリスカの手には、愛銃ドラグノフが握られている。

「遠慮は要らん、丹下を撃て」

龍娘は言う。

狙撃銃たるドラグノフでの近距離射撃。

貫通力の高いライフル弾で撃つのだから、殺傷能力はとてつもなく高い筈だ。

いわばこれは、龍娘監視下による、アリスカの龍太郎銃殺刑とも言えた。