「ただ」

龍娘が人差し指を立てる。

「酒飲みと食いの勝負なら私が最強だな。うむ、間違いない。それならばおばぁにも勝つ自信がある」

「女性が自慢する所ではないでしょう…」

小さく溜息をつく小岩井。

「何だと小岩井!今さりげなく私を馬鹿にしたなっ?」

「いえ…まぁ…その…はい…」

「そこは否定せんか!」

龍娘、地団駄。