「という訳でH.M.さん他の皆様、納得して頂けたでしょうか?アモルさんとメルさん、その関係は同じ魔物、それ以上でも以下でもないといった関係のようです。仲間意識があるのかどうかは分かりませんが、一触即発の危険な間柄というのでもない模様です」

アリスカが締め括った。

「ところでよぉ」

龍太郎が小岩井を見る。

「小岩井さん、何でアモルやメルにそんなに詳しいんだ?ただの用務員なのに」