「それはそうとアリスカ」

龍太郎がニヤニヤする。

「3月14日らしいぜ」

「何が?」

キョトンとするアリスカに。

「眼鏡のチビの誕生日」

龍太郎、尚もニヤニヤ。

「……………し……知ってるけど……?」

アリスカ赤面。

『流石アリスカさん!』

「やはり恋人同士というのは、互いの誕生日くらい知っておかなければな」

小夜と龍娘が手を叩く。