「勿論割り勘よ!」

章題にアリスカが吠える。

「なし崩しに部屋を会議場代わりに使われて、何でお菓子代や飲み物代まで私が出さなきゃいけないのよっ!」

「えーアリスカちんのケチンボ」

口を尖らせる雛菊に。

「今言ったのはこの口かっ?この口かっ?」

「いひゃいいひゃいっ!」

両手で雛菊の口端を摘まんで引っ張るアリスカ。

仲睦まじい光景です。