「ち、違うんですよぉっ！あれは苺ちゃんがあんまりにも狼狽するもんだからっ、慰めようと思って…」

必死に弁解する七星だが。

「質問してきたって事は、Ｋ.Ｍ.さんとこの誰かもＣＭしたがってるのかな？」

遊里がワクテカしながら言う。

「バイオリン男子？まさかの拓ちゃん？」

「いやいや、あの二人は純朴で真面目だからけしからん乳に惑わされるって事は…」

「じゃあ勇者？」

「勇者がＣＭしちゃ駄目でしょ！勇者嫁もいる事だし」

「じゃあ河童君か」

言った途端に。

ユラリ…。

目の据わった遊里が立ち上がる。

「河童君、七星ちゃんをＣＭしたりしてたら踵落としをデリケートゾーンに百連発だから…」

声低い低いっ、怖い怖いっ。