別に苛立つのはいい。

憤るのはいい。

迷うのもいい。

そのまま決闘の日を迎えるのもいい。

だが、確実に言える。

苦戦する事になろうと、無傷では済まなかろうと。

「そんなんで決闘当日を迎えるんなら、確実に、勝つのは俺だ」

クルリと踵を返す龍太郎。

「それがいけねぇとは言わねぇよ。迷いが晴れねぇならそのまま決闘に来てくれりゃいい…俺が拳で綺麗さっぱり、迷いごとぶちのめしてやっからよ」