高校から自転車で25分の距離に美紀ちゃんの家がある。





──ピンポーン


『はい』


「あっ美紀ちゃん?秘美です」



──…ガチャ



「秘美ーっ相変わらず可愛いっ!」


と、ドアを開けてすぐ私に抱きつく美紀ちゃん。


「美紀ちゃんのほうが可愛いよーっ!」


と、周りからみたらただのバカとも言える抱擁をする。