「松本…お前堂々と遊びに来てんなよ」


「…は?」


「今日遊びにきてんのが俺だから良かったけど、他の奴だったらどうすんたよ」


いやいや、お前と秘美が2人のが他の奴よりあぶねーだろ

つか、呼び捨てはいいとして
年上の俺に向かって“お前”はねぇだろ。


……って、

「…は?なにお前、知ってんの?」


「あぁ…お前が秘美ん家入るとこ見た」


あ~この間感じた視線ってか気配、椿だったのか


「ふーん」


「お前、俺に黙っとけとか言わねーの?」


……は?


「だってお前言わねーだろ」


「あ゙?」


んな、睨むなって

負けじと睨み返す。


「秘美が絡んでんのにお前が言うかっつってんの」


まだ終わらない睨み合いをびっくりして見ていた秘美が、

「…お湯沸いてるだろうから、とりあえず中入ろ?」


ね?と微笑む秘美に弱い俺たちは素直に家に入った。