「……………秘美っ!」


「へっ!?」


なに、なに?

私を呼んだ苺の方を見ると、前を指差していた先には…

「…菅村ぁ?」


最悪だ…

黒板の前で私を睨んでるのは、数学の鬼山。

名前の通り、本当に鬼みたいに怖い。


「俺の授業でぼーっとするとは、いい度胸だなぁ。あ゙?」



怖いです、怖いです。

『あ』に『゛』ついてるよ~



「…ご、ごめんなさいっ!」


「じゃあ、菅村この問題解けるよな?」


ちょっと鬼山っち、目が笑ってないから~っ(泣)