「──…ふーっ」


秘美のことばに甘え、お風呂に浸かっている。




ふと、さっきのことを思い出す。


すこし元気がなく見えた秘美に、どうした?って頭撫でたら

『……もう帰っちゃうの?』

って…秘美可愛いすぎるから。


思わず赤面する俺に、びっくりする秘美にまで可愛いと思ってしまう。



なんか負けたっぽくて、嫌だった俺は
秘美に耳元で囁くってゆう意地悪をしてやった。

案の定秘美は真っ赤で満足して笑いかけると
ほんの少しだけ、秘美の目に怒りの色が見えた。

けどそれも一瞬で泊まっていく、
とかまた可愛いこと言いやがった。