そうなのかな…

いまいちピンとこないままチャイムがなりＳＨＲにはいる。





「…まじで気を付けろよ？」



私にしか聞こえないくらいの小さな声で隆哉が言った。


隆哉、心配してくれてる…


嬉しくて思わず頬が緩む。



それに気づいた隆哉が


「なに笑ってんだよ」


少し不機嫌そうに言う。


「だって心配してくれてるって思ったら嬉しくて…」


そう言うと、ちょっと頬をピンクに染めながら


「…心配とか、当たり前だろ」


…だって！

隆哉可愛いーっ



「はっ女が男に向かって可愛いとか言ってんなよ」


嬉しくねぇし、と呟く隆哉。



て、

「…え？」

私、声でてた？


「思いっきり声にでてました」


しかもかなり笑顔で、とふてくされた顔でつけ足して。



せっかくのイケメンが台無し～、と笑ってやった！(笑)