さっきのこともあり、今家に1人でいるのが心細く、怖かった私は
思わずゆうちゃんを引き止めてしまっていた。



驚き、目を見開くゆうちゃん。


けどそれも一瞬で

「秘美のそばにいてやるよ」


って笑顔のゆうちゃんに顔が熱くなる。





家に入り、ポットでお湯を沸かし始め晩ごはんがまだだったことに気づく。


「ゆうちゃん何かご飯食べる?」


「…飯?」


ソファに座り、テレビを見ていたゆうちゃんが振り返る。


「まだだったら私作るよ?」


「まじっ!?秘美の手料理食いてぇ!」


って子供みたいに目をきらきらさせるゆうちゃんに、胸がきゅうってなる。