亮佑の中学校は、あたしの母校でもある。 だから、先生にもあまり怪しまれないで済む… あたしは、校門の前で亮佑が 出てくるのを待った。 何分頃かして、亮佑が出てきた。 「あ…亮す「亮佑~♪」 あたしが名前を呼ぶ前に 他の女の子が亮佑を呼び止めた。 「何?」 亮佑の優しい声。 女の子と亮佑は、何か楽しそうに 話をしている。