ずっと父親がいけないと思った。
高三まで、父親がいけない、父親が全て悪いと、ずっと過去を引きずっていた。

何時しか引きずり過ぎて、過去に捕われた。
憎悪に満ちていた俺。


そんな俺に声をかけてきた人がいた。
それが施設の院長。
たまたま律を迎えに行ったら会って、いきなり図星指された。



『過去に捕われては、明るい未来は見えないぞ?前向きに生きなさい』



その言葉が、俺を救ってくれた。

だから、姫が死にそうな顔してるの見て、コイツも俺と同じだと思って、姫の相談相手になった。
そしたら、姫は前向きに考えを持つようになった。

紫苑や律に、俺みたいになってほしくないから。
だから俺は二人に助言したんだ。