思いを伝えあった後、二人はソファーでぎゅっと身を寄せあっていた。


「なぁ、ほの。ほののこと、話してくれないか?ほののこともっと知りたいんだ。」


真人の真剣な瞳にたじろぐがほのかは話すことを躊躇っていた。


「大丈夫。ほののことを嫌いになったりしない。軽蔑もしない。どんなことがあってもほののこと好きっていう気持ちは変わることないから。」


真人はほのかの背中に回している手でほのかの背中をさすってやる。


「それに俺はほのの彼氏になったんだから、迷惑だとか遠慮する必要はないんだよ?」


ほのかは話すことを躊躇っていたが、唇をきゅっと噛み締めて、意を決して真人を見つめた。


「たぶん、長い話になると思うんだけど、聞いてくれる?」


真人は力強く頷いた。


そうしてほのかの過去が真人に明かされていった。