「ほのかー、飯作ってる間に風呂沸かしてくれ。」


「はーい!」


真人が夕飯を作りながらほのかに声をかけた。ほのかはパタパタと浴室に走っていく。


ここ1週間でほのかはだいぶ真人との生活にも慣れ、真人が家事をするのを少しずつ手伝えるようになってきた。


真人は真人で、今まで外食ばかりの生活をしていたのに、ほのかと暮らすようになってから自炊するようになった。


もともと真人は料理は得意なのでやろうと思えば料理は苦にならなかった。今まではただ自分のためだけに自炊するのが面倒だったので忙しさにかまけてサボっていただけなのだ。


意外にも二人の生活は上手くいっていた。