大雅の方をみると、こっちをみてあたしの疑問がわかったようだ。



「病院いくんだよ。ホントは単車に乗っていきてぇーけど・・・お前のために車を呼んだ」



そういうと、運転していた女の人がこっちを振り向きニッコリ笑って言った。



「あら、随分とざつな紹介すんのねぇ～あ、あたし大雅の母の尾田　サリカっていうの♪あなたの名前は？」


えぇ・・・！！お母様？若ッ！！しかもいかにもセレブって感じだし・・・。


「コイツは俺のせいで喋れなくなったんだ。名前は大谷　凛だ。」




「あ？てめぇ大雅こんな可愛い子に何しとんじゃッ！！ボケェ～！！」


こ・・・こわッ！！！さすが大雅のお母様だけある・・・。



「大谷さんとこの娘さん？あなたご両親、お亡くなりなられたのよね」



こくんっと頷く。大雅が驚いてこっちをみている。