シュンっとしてると大雅がふわっと頭を撫でた。




そぉーいえば・・・どこ向かってるの?



大雅はケイタイで誰かに電話してるみたいだし・・・。



パチンっと電話を切ると腕の中にいるあたしに微笑み、徐々に顔を近づけてきた。




静かに・・・ゆっくり重なったシルエット。



それがキスだって知った瞬間、恥ずかしさもあったけど、




驚くことに嬉しさの方が大きかった。



それから数分後ベンツがあたしたちに近づいてきて、目の前で止まった。



そしてベンツに乗り込むあたしたち。