「授業中もずっと寝てたでしょ。ホントに大丈夫?」
「大丈夫だって!ほらっ、紫穂ちゃん部活でしょ?早く行かないと遅れるよ」
納得いかないような顔をしながらも、しぶしぶ部活に行こうとする。
「んじゃあ、気をつけて帰りなよ」
「うん、ありがとうっ」
部活に行くのを見届けると、机に顔を突っ伏す。
心配かけちゃいけないと思って、なるべく元気に振る舞ってたけど。
「しんどい…」
頭痛いし、なんかボーッとする。
しばらくこうしていたいけど、黎くんが待っているから、いつまでも、こうしているわけにもいかない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…