海斗の言葉を思いだし、少しだけ笑顔をつける。

「…っ」

その瞬間、麻希の顔が少しだけ顔が赤くなった気がした。

そして、音楽が止まり、ダンスを終える。

麻希が去っていくと、接客を始める。

少したってから、控え室に戻ると

「あれ、薫なんでいんの?」
「休憩」
「や、そーじゃなくて…」

「あれ?」と言いながら、海斗が教室を見渡す。

「どーしたんだよ」
「や、さっき、雫ちゃんと紫穂がきてたからさ」
「は?」
「知らなかったのか?」
「あぁ」

来てたのか…。つーか、俺くんなっていったよな?

てか、きったことは、この格好みられたってことか…。最悪だ…。

少し沈んでいると、控え室のドアが開いた。

「結城、海斗呼んでるぞ~」

クラスメイトに呼ばれ、入り口にむかうと、桃宮の友達の有栖川。