じゃあ、なおさらだ。 「わかってて、言ってくんのな」 「……」 ムカツク。 嫌がらせみたいだな。 「付き合ってないなら、私と…」 「うるせぇな」 声が、低くなる。 「もぅお前帰れ」 もう何度目か、麻希の手を離しキッチンに向かう。 麻希の手が力なく滑り落ちたのがわかった。 キッチンの冷蔵庫に手をかけた時、 「…じゃ…って」 「あ?」