熱があるので、離れた門まで行くのはキツイので手招きをした。

少し戸惑いながら、入ってきて駆け寄ってくる。

「結城くんっ!大丈夫!?」
「おぉ。てゆーか、お前なんで」
「そんなことより、顔赤いって!熱あるんだったら、直ぐに横になんないとっ」

俺の話も聞かずに、背中をぐいぐい押して家に入らせる。

家に入ると押すのが止まった。

振り返ってみると、ポカンとした顔をして突っ立っていた。

「…どした?」
「へっ、ぁ、別に」

不思議に思いながらも、部屋に向かった。