ボーッと想っていると、あたしを見て、顔をしかめる。

「何やってんだ?」
「へ?」
「早く薬飲め。食後に飲まなきゃなんねーんだから」
「うんっ」

そう言われ、慌てて薬を口に入れる。

薬を飲むと、結城くんがベットの横に座る。

「んじゃ、質問に答えますか」
「あ、うんっ」

元気よく返事すると、笑って話し出す。

「えーっと、まず…」
「なんで不味いと思ったか」
「あー、お前に毒味させたから」
「………、は!?」

おもいっきり、固まってしまった。

なにを言い出す…。