足並み揃って




俺らの営業先の楽屋を
後輩の中井が尋ねてきた。


突然でビックリしたが
どうもいつもと様子が違った


慎重な面もちで
椅子に座るやいなや
中井は「芸人をやめたい」と口にした



「兄さん俺どないしたらいいんですか」
とボロボロと泣き出した


周りの同期が
どんどんコンビを解散していき
そこに不安がかさなり
抑えきれない感情にのみこまれたと言う





中井「わからないんすよ。

お笑いってなんなんですか。

最近舞台にたっても楽しくないし
それが漫才に出てしまってるのか
相方にも気合いがないって怒られるし..」




村田『...。』



中井「楽しくないってもうダメですよね。
俺芸人辞めたほうがいいですかね?」




中井は相当悩んでるようだった



村田『お前それはちがー...』


といいかけた所で


「辞めたらいい。」



と笹木が口にした。







笹木「そんな漫才にまで
影響が出るくらいなら辞めちまえ」