俺らは2日後また営業で
地方まできていた
同じ控え室でやることもなく
俺は雑誌に目を落とし
タバコをふかせていた
それが気に入らなかったのか
笹木は
「お前楽屋でタバコ吸うな」
と注意してきた。
村田『うるせぇ。さっききいたら
主催者の方楽屋で吸っても
いいって言ってたんだよ』
笹木「マナーがあんだろ。マナーが。」
そう言って煙たそうな顔をして
笹木はスーツに着替え始めた。
買ってきた雑誌には
大物芸人がコンビ解散!
これからピンとしてどう生きてゆくのか!
と見出し記事がかかれていた
村田『コンビ解散だってよ』
笹木「あぁ」
相変わらず楽しくない返事だ。
パラパラとめくりながら
なんとなーく
村田『最近コンビ解散多いなぁ...
みなさんはコンビの結束が
固くないんだろうかねぇ?
まぁたとえ今俺らが
コンビ解散しようって言っても
お前はしないよなぁ?
12年間もやってきてんだしよぉ』
と冗談でつぶやいた。
するといつも生返事ばかりの笹木は
笹木「するよ。」
と答えた。
村田『えっ...』
笹木「解散するよ」
慌てて俺は否定した
村田『冗談に冗談って。
お前も返しきついわぁ~あははは(苦笑)』
笹木「冗談じゃない。
お前がそう思ってるなら
俺はいつでもするつもりだ」
またあの時と同じ空気だった
村田『お前本気で言ってるのかよ』
笹木「あぁ」



