「それじゃ、話もまとまったし?そろそろ解散しますか。」


「うん。そうだね。」



私は立ち上がって照明を消してから神崎君に続いて準備室を出た。


--さっさとゴミ出しに行って真白の所に行こう。
・・・すっかり遅くなっちゃったし急がなきゃ。--


そう思って準備室の出入り口に置いてあるであろうゴミ袋に手を伸ばしたのだけど・・・


「これは俺がやっておくよ。」


神崎君の手が伸びてきて横から奪われた。


「??」


「ん?オプションサービスってやつかな。」


「・・・いいの?」


「うん。いいよ。なんだかんだで時間とらせちゃったからね。
そのかわり、今日のことは真白には内緒ってことで。
・・・明日の太陽は拝みたいからさ。」


「??・・・う、ん。」


--それって交換条件っていうんじゃ?
それに、明日の太陽って・・・。天変地異が起こらない限り普通に拝めるよね!?
・・・それとも、凡人の私には理解できない例えみたいなものなのかな?--


多少の疑問は残るものの、私は彼の好意(!?)に甘えることにした。


急いでるしね!!



「じゃあね、未衣子ちゃん。」


「うん。バイバイ。ありがとう。」



--さぁ、それでは、真白の所に行きますか!!--