家の中に入ってきて泣いてる
私に、優しく優しく抱き寄せてくれた。



「日和ちゃんともっと一緒にいたかっと思うよ?きっと天国に逝っても見守ってくれる」



――――天国。
その言葉を気いでおじいちゃんが「死んだ」という現実を受けとめた。




「…せん…せい、ありがとうございます。」



先生は私が泣きやむまで
ずっと……ずっと抱いてくれた。