どうして…どうして?
朝までは普通に元気だったじゃん!
なのに、どうして。




「救急車呼んだけど『もう遅いです』って」



泣くしかなかった。
言葉なんて何も出てこなかった。
ただ…ただこの事が嘘でありたかった。



「こんにちは」

声のするほうを振り向くと
担任の先生が立っていた。