「あすっ…」
「こうやってゆずかの事、抱き締めたりしねぇよ?」
「……うん」
「好きだよゆずか」
「あたしも…だい…んっ…」
飛鳥はあたしの言葉を聞き終わる前にあたしに甘い甘いキスを落とした。
「…可愛すぎ」
「…ばか」
「てかなんでいきなりそんなこと聞いたんだよ。
俺に限ってんなことする訳ねぇだろ、俺に限って」
「2回言わないで。
雑誌みててね、ちょっと」
「あー?これ?」
ヒョイ、とあたしの手から読んでいた雑誌を取り上げる飛鳥。
「『彼氏の浮気状況、大調査』ねぇ…?」
ニヤニヤとあたしを見てくる。

