「ごめんごめん、
でもあの人かあ」
「かっこよくない?」
そう言う美優は凄く目を輝かせてあたしに問いかける。
「確かにイケメンの類かも…」
「ゆずか、狙っちゃダメだよ?」
「イケメンだけど、あたしは…」
「ほ~?
誰がイケメンで狙うって?」
「ぎゃあ!!!
飛鳥、ガールズトークに入ってこないでよ!!」
「だからお前は…!!」
「叫んじゃうもんは叫んじゃうの!!」
「んで、
誰がイケメンでゆずかは狙うのか?」
「馬鹿!!狙わないわよ!!」
「ほう、俺に馬鹿って言っていいのか?
この場でキス、すんぞコラ」
「ちょっ、私の前でいちゃつかないでよう」
そう言ってあたしと飛鳥と美優は笑い合った。

