「ね、ね。
大地の好きな人ってさ…」
「お、おう…?」
「あのお姉さんでしょ?」
と、あたしはかなりストレートに聞いた。
すると大地は、
「…ブッ、
あはははははははっ!!!
はははっ、ヒーッ、ヒーッ…!!
やべ、腹筋割れる!!あははは!!」
「なっ…」
ありえないほどに笑い出したのだった。
「ちょっと、大地うるさいわよ、
せっかく持ってきたっていうのに」
タイミングよく、お姉さんが抹茶ラテとショートケーキを持ってきてくれた。
「だってよ、『姉ちゃん』、
こいつが…俺の好きな人は『姉ちゃん』なんじゃないかって…!!」

