翌日。


あたしは一回家に帰ってその日の講義の準備をしてから飛鳥と一緒に大学へ行った。


高校とは違って、大学へは電車を利用しなければいけないために、

いつもより早起きだ。



「ふぁ…、眠い…」


「昨日は激しかったからなあ♪」


「この馬鹿」


「は?そんなこと言っちゃっていいの?
ゆずかだって感じ…」


「うるさいうるさい!!!」


「分かればいいんだっつの」


「悔しい~…!!」





飛鳥と電車で話しているといきなりポン、と肩を叩かれた。



「ひゃっ…!?」


「な~に朝からイチャついてんのよ!」


「なんだ…、恵か」


「残念、俺もいるんだなあ」


「祥、はよ」


「おう」