「今日帰ったら日向居なくて 誘拐されたんじゃないかとか 嫌な想像しか浮かばなくて 俺…心配したんだぞ!?」 「ゆーちゃ、ごめっ…」 大きな目からボロボロと 涙を流す日向 ……抱き締めてやりたい だけど『嫉妬』が邪魔して 俺はそれができない… 俺にとって日向は生徒で ある前に一人の愛する女だから 「嫌いにならないで」 そう言ってずるずると 座り込んだまま泣き続ける日向 嫌いになるわけないだろ…