C'est la vie!






偶然……



幻―――


留まらせるために―――……?


「三途の川みたいなもの?」と零くんが聞いて、


「分かりやすく言えばそうだね。君たちがいたあの場所はあの世とこの世の境。


川ではなく屋敷。


あの洞穴の下はこの世に繋がっているが、他の出入り口はあの世に繋がっている。





だから私は結界を張り、君たちを閉じ込めたんだ」






そう―――だったの……



だから出られなかったんだ。


もしあたしがお屋敷の外に出てたら、死―――


今更ながらその考えにぞっとして、あたしは思わず肩を抱きしめた。



「まぁ、この凝り性な性格が災いして、私の恥ずかしすぎる日記を見られたと言うことだけが唯一の失敗だったわけだけど」


カラスクロウさんががくりと首をうな垂れた。


ま、まぁ??


クロウさんは、まさかあたしたちが日記を見つけ出すなんて思ってなかっただろうけど。


でもそのお陰で色んなことを知れた。





「私は最初からアスミを連れて行く気なんてなかったさ。君のおばあさま……





私の愛する人が、


君が生きることを望んで自ら帰る道を選ぶことを―――





強く願っていたからね」





100年以上前の祖先からも、あたしは強く想われていた。





「ここに居るレディーブリトニーもそうさ。そして私も。


レイが生きることを強く願い、そして導いた。


だけど私ができるのはそこまで。道をただし導きの手を差し伸べるだけ。





生きてる人間が






どんなときも最後に決断するのは





己だ―――」