―――……え……?
アスミ
「上手よ、ヘンリー」
女のひとがクロウさんの頬を撫でながら切なそうにちょっと笑った。
シャンデリアの逆光で顔がよく見えない。
だけど笑っていた気がする。
「ヘンリー愛してるわ」
「I love you too.(僕も愛してる)」
二人の声が重なって、二つの影が一つになった。
キラキラ…
上を見上げると、シャンデリアの光がまぶしいほどだった。
それはシャンデリアの光なのか、それともセラヴィの欠片なのか。
キラキラ…
きれい
だけど、とっても悲しい―――……
光の中で口付けを交わす恋人たちを待ち受けるのは
悲しい未来
「会いたい
アスミ」
白く輝く視界の遠くで、クロウさんの声を聞いた。



