「かえ姉ちゃん…
 きっも!まじきもい!!」
「梨緒ちゃんが暴言を…」

アハハハ

あたしの病室は笑い声で充満していた。
ガラガラガラ…
「あ!夕陽!」
あたしが声を張り上げる。
「お姉ちゃんお久しぶり」
「夕陽ちゃんこんにちわ」
「かえさんこんにちわ」

そう言って入ってきた少女夕陽。
夕陽は小3。
この病院で入院中。
あたしの妹的存在だった。

「あ!そうだ!
 あたし今度退院するの!」
「え…
 お姉ちゃんいなくなっちゃうの?」
「うん…
 また会いにくるからそんな心配すんなってw
 もうこの子は可愛いな~」

夕陽はコロコロ顔がかわって
まるで犬のようにかわいい。