「やっべ梨緒ちゃんに言ってしまった」
「なになに?」
「教えてあげない」
かえさんが意地悪に言うからあたしは口を尖らせた。
「なんでよ~」
「そんなに知りたい?
後で洸紀さんが教えてくれるけど」
洸紀さんとはあたしの担当の医師で若くてかえさんの彼氏。
「それでも知りたいんだけど」
「梨緒ちゃんそんな冷たく言わないでよ…
しょーがないな…
来週には梨緒ちゃん退院できるってよ」
「まじか!
っしゃ!」
久々の退院。
学校に行ったら皆わかってくれるかな?
少し期待をしながらいつものように携帯を取り出す。
鈴菜にメールをするため。
鈴菜とはあたしの高校の友達でスポーツがばりばりできて
かっこかわいいスポーツ女子。
たしか部活はサッカーだった。
『鈴菜~
やっと来週から学校に行けそうw
鈴菜と会うのちょー楽しみ(*>w<)///
From 梨緒』
「ちょっとー梨緒ちゃん顔にやけててきもいよ~」
「ちょっとかえさん!
患者に言っちゃいけない言葉でしょ~」
「梨緒ちゃんはいいの。
あたしの妹みたいなんだから~」
「なになに?」
「教えてあげない」
かえさんが意地悪に言うからあたしは口を尖らせた。
「なんでよ~」
「そんなに知りたい?
後で洸紀さんが教えてくれるけど」
洸紀さんとはあたしの担当の医師で若くてかえさんの彼氏。
「それでも知りたいんだけど」
「梨緒ちゃんそんな冷たく言わないでよ…
しょーがないな…
来週には梨緒ちゃん退院できるってよ」
「まじか!
っしゃ!」
久々の退院。
学校に行ったら皆わかってくれるかな?
少し期待をしながらいつものように携帯を取り出す。
鈴菜にメールをするため。
鈴菜とはあたしの高校の友達でスポーツがばりばりできて
かっこかわいいスポーツ女子。
たしか部活はサッカーだった。
『鈴菜~
やっと来週から学校に行けそうw
鈴菜と会うのちょー楽しみ(*>w<)///
From 梨緒』
「ちょっとー梨緒ちゃん顔にやけててきもいよ~」
「ちょっとかえさん!
患者に言っちゃいけない言葉でしょ~」
「梨緒ちゃんはいいの。
あたしの妹みたいなんだから~」
