校庭には鈴菜が笑ってサッカーをしている姿があった。あたしもあんな風にスポーツができたら…願っても無理なのに考えてしまう。
あたしはその場を早歩きで去っていった。
正しくは足がかってに動いた。

いつ学校にこれなくなってもおかしくない…

こんなことを思うのは初めての事だった。とりあえず校舎の中をまわる。