「桜。帰る準備して」 部屋に帰るなり明莉がそぅ言った。 「絶対イヤ」 せっかくここまで来たのに。 「いいから。そぅいぅ約束でしょう?!」 明莉に腕を捕まれる。 「わかってる。そんなのわかってるよ。だけど時間、桜には時間がないの!!」 明莉の手を振り払う。 パシッ 頬に一瞬痛みを感じる。 「お願いだから、言うこと聞いて……?」 明莉は泣いていた。