太陽の光



「ここね~桜の花びらがキラキラ光って見えるの~」

そぅいう問題じゃなくね?

のんびりとした調子のアイツに心の中でつっこむ。

「太陽ポカポカだしね」

眩しそうに空を見上げる。

「危ないから降りろ」

静かにそぅ言った。

「ふふっ。心配してくれてるの?」

「違っっ。俺はただ―――――」

「大丈夫だよ。落ちたりなんかしないから」