ふと、窓の外の桜の木に目が行く。 「桜、見たかったな…」 桜の木の上でキラキラの陽くんを見たときのことを思い出す。 鼻の奥がつんと痛くなる。 「泣いちゃダメ。泣かないで桜」 声を出して自分に言い聞かせる。 フワ 「泣いてもいい。ガマンするな」 そんな言葉と共に身体がぬくもりに包まれる。