「陽くんっっ」 突然声がかけられた。 見なくてもわかる。 多分アイツ。 声のする方に目を向けると・・・。 「やっほー陽くん♪」 俺は目を疑った。 「お前は、女だよな・・・?」 「そだよ~」 「じゃあ、何でそんなとこにいるんだ?」 アイツは中庭の桜の木の枝に座っていた。