*+*+陽+*+*


ガラガラッ

教室のドアが勢いよく開く。

「はーるくんっ♪おはよ~」

はぁ。

軽くため息をつく。

「またお前か…」

「そんな顔しないでよ」

露骨にイヤそうな顔をしていたらしい。

「お前じゃなくて桜っ。いい加減名前で呼んでよね」

ちょっとふくれてアイツはそぅ言った。