「 ・・・なんて、ね? 」 再度、響いたリップ音。 柔らかい感触が”何か”と 頭が理解した頃には、 唇は離れていた。 「 葵 」 耳まで赤いんだろうな、私。 彼の声に、手に、唇に。 魅了されている。 「 昨日、変なこと言ってたけど 」 「 きゃっ 」 ネクタイを掴まれて、引っ張られる。