俺様王子の初恋






さっきまでの余裕な口ぶりは
どこに行ったのか、涙を流して
全身で俺を引き止めていた。






「 邪魔 」


「 邪魔してるんです 」


「 ・・・どけよ 」


「 嫌です!! 」






自然と、溜息が漏れる。
こういう女はめんどくさい。


・・・・早く、葵の所に行きたい。








「 一条先輩、本気なんです・・・
 あたし、本気で好きなんです・・ッ 」







ドアノブから手を離すと、すかさず
女は鍵を閉めて、再度俺の腕を掴んだ。