俺様王子の初恋






口元に人差し指を添えて
首を傾げる女。
黙り込む俺の目の前まで来ると
両手で俺の頬を包み込んだ。





「 一条先輩、あたし、いいですよ? 」


「 ・・・・へぇ? 」


「 葵ちゃんなんかよりずっと
  うまいですよ?あたし・・ 」





いつの間にか女の前は肌蹴て
リボンは床に落ちていた。





「 だから、先輩・・・あたしと・・・・ 」










───────────────ドンッ






「 葵は人に弱音吐かねぇから 」


「 ・・・は? 」


「 相談もできねぇし、






 ・・・・あと、俺以外の前では泣かない 」